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zoom RSS コーストガータースネーク “レッドフェイズ San Mateo Co., CA”

<<   作成日時 : 2012/10/27 19:16   >>

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なかなかコンスタントに更新できず、すいません。今年ハッチしたベビー達の餌付けやメンテなんかで作業量がいつもの1.5倍くらいになってるのに加え、利き目である左目の調子が今一つ良くなくて、撮影もままならない状態が続いてるんですよ。なので、もう少しの間ダラダラとしたアップが続きますが、その辺はご容赦下さい。

それでは、一日遅れとはなりますが、お約束どおり、コーストガーター(Thamnophis elegans terrestris)のレッドフェイズを紹介したいと思います。

画像
Coast Garter Snake “San Mateo Co., CA. Red Phase” U.S.A. C.B. ♂

しっかし…こんな「知る人ぞ知る」的なガータースネークが殖やされて流通するってんだから、ガータースネークを巡る状況もここ10数年で大きく変わりましたよねぇ。ボクがこのタイプのコーストの存在を知ったのは90年代後半だったんですが、その時点では西海岸で“地モノ”のマウンテンキング(Lampropeltis zonata)とかラバーボア(広義Charina bottae)なんかをコツコツ殖やしてるブリーダー達ですら「そういや、いるねぇ」くらいの反応でしたし、殖やしてるブリーダーなんて噂すらも無いって状況でしたから。ホント、一時期は本気でカリフォルニアまで採集しに行こうかと考えたくらいですよ(因みに、カリフォルニア州では無許可での採集は例え非保護対象種でも違法です)。

それが今ではローカリティインフォメーション付きでピカピカのC.B.が出まわるってんだから、欧米のホビイスト/ブリーダーってスゴイよなぁ…ってか、楽しんでるよなぁってつくづく感心させられます。

で、そんなコーストガーターのレッドフェイズ

ガータースネークというと、種/亜種の多さの他に、同一種/亜種内における地域によるバリエーションの多さでも知られていますよね。今回のコーストのレッドもそういったモノの一つで、特にこの個体のオリジンであるカリフォルニア州サンマテオ郡(San Mateo County)は「この色彩型といえばココ!」というくらい有名な(?)産地です。それこそ、ガーターに造詣の深いホビイストであれば、サンマテオ郡のコーストガーターと聞くと「赤い個体」を思い浮かべるくらい、よく知られています(っても、本来コーストガーターは「赤いガーター」ではないですし、同所的に通常体色の個体もいるので、それはお間違えのないように!)。

ところが、このレッドフェイズという色彩型、サンマテオ郡だけにしか見られないかといわれると、実はそうでもなくてですね、“体側に赤色が発色するコーストガーター”はカリフォルニア州内に限っても、サンマテオ郡を含むサンフランシスコ湾周辺、いわゆるサンフランシスコベイエリアと呼ばれる一帯や、カリフォルニア州最北西部のデルノルテ郡(Del Norte Co.)やハンボルト郡(Humboldt Co.)など、複数の地域で見られる色彩型だったりするんです(サンウォーキン郡なんて比較的内陸側でも記録があるとか)。

そして、更に言うと、その有名な「サンマテオ郡のレッドフェイズ」も…

画像
Coast Garter Snake “San Mateo Co., CA. Red Phase” U.S.A. C.B. ♂

海岸付近の低地にある沼地/湿地には「体側下部と背中線に走るラインに挟まれたエリアがベットリと赤くなり、そこに黒いチェッカー模様が入る」タイプ

やや標高の高い地域にある水場の近くでは「基調色は通常型と全く同じ黒褐色から暗いオリーブドラブで、体側下部のラインを中心にやや明るい赤が発色する」タイプ

と、住んでる場所により赤色の発色に違いが見られる2タイプが知られているんです。

今回紹介する個体は前者の低地地域に見られるタイプなので、体側の緑灰色のラインと背中の明黄色のラインに挟まれたエリアはベットリと赤色(ってより臙脂色の方が近いかな!?)に。

勿論、これは明確にバキッと分かれるものではなく、場所によっては両者の中間みたいな個体も見られるし、この違いはサンマテオ郡以外の地域でも見られたりするんですけどね。でも、現在ホビーの世界で流通するレッドフェイズはサンマテオ郡のものだけで、しかもブリーダーはこの違いに着目してキチンと殖やしているんで、ホビーの世界では「サンマテオ郡のレッドフェイズは2タイプいる」と言っても差し支えないでしょう。

因みに、ガーターブリーダーとして有名なScott Felzer氏も前者、つまり今回紹介するタイプを作ってたんで(種親手放したって話を聞いたから、今は作ってないのかな?)、アメリカでC.B.のレッドフェイズというとこのタイプって印象かなぁ。

画像
Coast Garter Snake “San Mateo Co., CA. Red Phase” U.S.A. C.B. ♂

で!

一応、ココでフォローを入れておきますと、この2タイプに関して、別にどちらが優れてるとか劣るとか言ってる訳では全くありませんので、そこは誤解が無いようにして下さいね。どちらもホントに素晴らしいガーターですし、それこそ、パッと明るめの赤色が好きな方であれば、今回紹介する前者のタイプよりも後者のタイプの方が赤の色みが鮮烈で、しかもお腹にも赤の差し色が入るのでイイかもしれません。

もうこの辺は完全に好みの問題ですから。

それと、個人的にはこの2タイプは混ぜても面白いかなと。まぁ、場所によりタイプが異なると言っても、別に完全に隔絶されている訳でもないですし、それならば「赤くする」という方向での選択交配も全然ありだと思うんですよ。

前者のタイプは体側のラインやそこから下の部分になかなか赤が入らないので、それを後者のタイプの特徴で補い、後者のタイプは体側の赤色の巻き上がりが弱いので、それを前者のタイプの特徴で補う、そうすれば体側に広く赤色が発色した“クリムゾンコーストガーター(笑)”も夢じゃないかなって。

まぁ、想像の域ですけどね。

というコトで、チョッとマイナーなガータースネークですが、お好きな方のお問い合わせをお待ちしております!


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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
綺麗な蛇だと思います。純粋に。
ガーターは前からちょいちょい気に
なってはいるんですが、あれもこれも
という訳にはなかなかいきませんよねぇ。
原田
2012/10/29 10:46
>原田さん
綺麗さだけで言えばヘビというか、爬虫類ん中でもトップクラスでしょうね。原種で赤、青、黄、緑、茶、黒ってなかなか無いですし。

でも!

原田さんはガマンして下さい(笑)。スペース喰う連中でやってもらいたいコトも多いですからね!!!
G!!
2012/10/29 18:22
いやいや。ほんとそうです。取捨選択をキッチリせねば。
せっかくやること、方向性が固まってきた訳ですしね。
。。。いやでも一匹くらいなら。。。(笑)
まぁ将来の楽しみに取っておくことにします。
原田
2012/10/31 21:23

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