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zoom RSS テキサスベアードラットスネーク “ハイポ/T+アルビノ”

<<   作成日時 : 2012/11/12 21:49   >>

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Texas Baird's Rat Snake “Hypo./T+ Albino” Japan C.B. ♂

やっと普通に使えるようになりましたよ…。

ってコトで、ボクの体調や目の具合が悪かったってのもありますが、ここ最近の更新が止まっていたのはブログのサーバーが不具合とかで緊急メンテの嵐だったためだったりします。

…緊急メンテっても相当長い間でしたけどね。

メンテナンス期間中は更新どころかログインすらまともに出来ない状態だったんですけど、それ以外にもテーマ毎のページが閲覧出来ない、コメントが出来ないなど、見に来ていただいた方々にも大変ご迷惑をおかけしたことと思います。とりあえず、これからは“普通に”見ていただけるようなので、これに懲りずに今後ともこの辺境のマイナーショップのブログにお付き合い下さい!

というコトで、復帰第1弾はウチの得意技、ベアードラットスネーク(Pantherophis bairdi)です。

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Texas Baird's Rat Snake “Hypo./T+ Albino” Japan C.B. ♂

モノはテキサスのハイポ/T+アルビノ

最近は国内でもウチだけじゃなく、様々なブリーダー/ホビイストの方々が殖やしてくれるようになった本種。過去にレムケストレインのメキシコなんかもこのブログで紹介してきましたが、今回はモルフものの登場です。

で、このハイポ/T+アルビノ

たぶんコレを見た方々の中には「ん!? だからハイポとT+アルビノどっちよ?それともコンボなの???」と思われる方もいるかもしれませんね。アメリカでも「ハイポと呼ばれて流通するモノ」と「T+アルビノと呼ばれて流通するモノ」の2種類に分けられてるせいか、別モルフと思われるコトがかなり多いブドウ眼のベアード。確かに個体によっては色みがかなり違ったりするんで、昨今のコーン(Pan. guttatus)やボール(Python regius)の例を鑑みると、違うモルフに見えても仕方なしなんですが…



…ベアードに関しては一緒のモルフだったりします。

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Texas Baird's Rat Snake “Hypo./T+ Albino” Japan C.B. ♂

「でも、見てくれも品種名も違うじゃねえか!」って?

ハイ、先にも書いたように個体によっては両者の表現形に比較的明瞭な違いが見られるコトは事実です。

事実ですが!

それは単に種親に使ってる個体のオリジン(バックグラウンド)や作り方によって生じる個体差にすぎなかったりします。

…あ、あと、ブリーダーの主観か(笑)。

そもそも、一口にテキサスベアードと言っても、その表現形(主にシルバーの発色)に分布域の東西でそれなりに明確な違いが生じているし、ハイポ/T+アルビノというモルフ自体も交配の仕方によって子供の表現形に変化が出るコトあるじゃないですか。なので、その辺に留意していないブリーダーなんかだと、結構出てきた個体の表現形のみに着目して品種名を付けちゃったりするんですよねぇ。

困ったモンです。

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Texas Baird's Rat Snake “Hypo./T+ Albino” Japan C.B. ♀

なので、せっかくの機会ですから、今回はその辺のコトも含めて、このハイポ/T+アルビノという品種を紹介していきたいと思います。

あ、先に言っておきますが、長文です!

読むのがメンドい方は画像だけつらつら〜っと眺めてもらって構いません。

それではまず、テキサスベアードの最大の特徴であるシルバーの発色について

このブログでも結構安易にテキサスベアード=シルバー、メキシカンベアード=黄−橙色みたいな感じで紹介しちゃってますが、これはあくまでもウチのテキサスが分布域東側の個体群だからであって、実は必ずしもテキサス=全身シルバーって訳ではありません(と言っても、メキシコとは似ても似つかないんで、テキサスとメキシコを混同するってコトはないです)。

詳しく言うと、ウチのHwy.277やメタリックラット(コレって本来はテキサスベアードの別名ではなく、あるブリーダーが作ってるBandera郡の血統に与えられてる名称だったんですけどねぇ…)みたいに分布域東部のモノは総じてシルバーが強く出るのに対して、逆に分布域西側、代表的なロカだとデイビスマウンテン(Davis Mt.)なんかは、シルバーの発色が弱く、全体的に地色のオレンジに覆われます。勿論、これはどこかを境に明確に分けられるのではなく、漸次的に変化していくモノですし、同産地の個体群でも雌雄によってシルバーの発色に違い(総じてメスの方がシルバーの発色が強いでしょうか)が見られるため、個体によっては例外もあり得ますけど、分布域の東西でこのような傾向があるのは以前からよく知られていたコトです。

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Texas Baird's Rat Snake “Hypo./T+ Albino” Japan C.B. ♀

そして、この地域によるシルバーの発色の違い

実はコレ、ハイポ/T+アルビノを固定する際にも影響を及ぼしてきたりするんです。

まぁ、何とな〜く想像できますよね?

そう!

分布域東部にオリジンを持つようなシルバーの強い個体を積極的に交配して作り込んでいけば、そのラインから採れるハイポ/T+アルビノもシルバーが強く出やすくなり、分布域西部にオリジンを持つようなオレンジがちの個体を積極的に交配していけば、そのラインから採れるハイポ/T+アルビノも明るいオレンジ色っぽくなるという訳です。

これは別にロカモノだけではなく、ジェネリック(産地明記が無く、単にテキサスベアードとして流通する)なモノでも一緒。シルバーが強い個体が使われているか、色みが明るくオレンジっぽい個体が使われているかによって、同じモルフに関わらず「そりゃ、別モルフって思われても仕方ないよね」という違いが生じてるコトに。

つまり、これが「ハイポ」と「T+アルビノ」のオリジン(バックグラウンド)の違いになると。

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Texas Baird's Rat Snake “Hypo./T+ Albino” Japan C.B. ♀

次にハイポやT+アルビノと呼ばれるモルフ群について

今更ここでこれらモルフの定義/現象を説明する必要は無いと思うんで、その辺はバッサリと割愛させていただきますが、このハイポ/T+アルビノと呼ばれるモルフ群、ホモ×ホモで累代していくと黒色色素の退縮具合がオリジナル個体よりも著しくなる傾向がありません?

なんか、ハイポ×ハイポで子供を採ると親よりも体色が明るくなるなぁというか。

あくまでも経験則ですけどね。

でも、ボアコン(Boa constrictor imperator)のスーパーサーモンやホンジュランミルク(Lampropeltis triangulum hondurensis)のハイポ、そしてコーンのハイポ(特にタイプA)なんかでは、この組み合わせで子供を採っていくと、次第に採れる子供の体色や目の色が親よりも明るくなるコトが結構多い気がするんですよ。

で、ベアードなんかだと、特にシルバーの色調が黒色色素の退縮具合に影響されやすくて、黒色色素の退縮具合がそれほど顕著ではない個体(血統)ほどシルバーの色調が濃くなり、逆に黒色色素の退縮具合が顕著な個体(血統)ほどシルバーの色調が淡く、全体的にオレンジっぽくなるんです。

なので、ホモ×ホモで累代された個体(血統)の中には、明るいパステル調のオレンジ色を基調に、そこにフワッと淡くシルバーが乗り、目も綺麗なルビーアイってモノも出てきます。

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Texas Baird's Rat Snake “Hypo./T+ Albino” Japan C.B. ♀

そして、そういった個体をシルバーが強く発色したハイポ/T+アルビノと較べると…



…それはもう見事なくらいに“別モルフ”(笑)。

そりゃ、「ハイポ」と「T+アルビノ」って呼び分けたくなりますよね。

と言う訳で!

ベアードのハイポ/T+アルビノは、このようにオリジンや交配の仕方によって表現形にバラツキが出るモルフですので、欲しい方はモルフの名前ではなく自分がイイと思う個体を選ぶようにして下さい。

また、殖やしたい方は

シルバーの強いハイポ/T+アルビノは東部個体群のモノを導入して、あえてヘテロから作り込むか、遠回りしたくない場合はホモ×ホモの交配でもシルバーの強いハイポ/T+アルビノを慎重に選んで導入する

パステル調の明るいハイポ/T+アルビノは西部個体群のオレンジが強く出た個体を導入するか、T+アルビノで流通する明るい色彩のモノをペアで導入してホモ×ホモで交配する

って感じがイイんじゃないかと思います。

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Texas Baird's Rat Snake “Hwy.277, Val Verde Co. TX” Herp. Supply C.B. ♂ <SOLD OUT>

因みに、今回紹介したペアは上手いこと中間形質というか、「ハイポ」とも「T+アルビノ」とも取れる(って、両者に明確な線引きなんて無いですけどね)感じのペアなので、ワイルドタイプとはまたチョッと違った色調のシルバーを楽しみながら飼い込んでもらっても良し、ペアで導入して殖やしても良し、色んな楽しみ方が出来ると思います。

あ、ボク的にはウチのHwy.277と交配してF2でホモ表現、以降シルバー寄りにセレクトブリードって感じで楽しむのが面白いかなぁと。

というコトで、メスに関してはハイポ/T+アルビノのオスだけではなく、画像のHwy.277とのペアリングでも販売OKです。オス単体や各組み合わせでの価格はお気軽に!


在庫や価格はメール(herp.supply☆kbd.biglobe.ne.jp ※メール作成の際は☆を@に変えて下さい)/TEL(03-3317-5569)にてお気軽にお尋ね下さい。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
読み応えあって良いですね。
毎回これくらいの長文でお願いします。


冗談です(笑)


原田 
2012/11/13 14:44
>原田さん
なんか後から読み直してみると、あんだけダラダラ書いてるくせに、ほとんど今回の生体について触れてませんでしたね(笑)。でも、あれもこれもって思ってると、ついつい長文になったり、個体そっちのけで由来の説明したりってなっちゃいます。

久々の長文、疲れました…。
G!!
2012/11/13 17:34
blog復旧、なによりでした。ベアードといえば、亡き千石さんが、大好きだったヘビですね。年末には気が早いけど2012は、巨星墜つ年でしたね。
ところで「はんくら」、イイじゃないですか。あそびにいっちゃうかも。でも混んでて入れない可能性大。
K
2012/11/15 13:35
>Kさん
いやぁ、復旧したとか言ってるにも関わらず、画像のアップが出来なくなったりトラブル続きで、やんなっちゃいました。

そう言えば、「スナゴヘビは金銀砂子のスナゴ」、千石先生の書かれた文章でこの名前を見た時は海外種の和名にピンとこないボクもスゴク感銘を受けました。それにしてもホント、今年は巨星堕つ年だったなぁと…。ボクは「わくわく動物ランド」世代なので、千石先生が亡くなられたのは結構ショックでしたね。サイエンス−ホビー−マスコミ全てに対応できる唯一無二の方だったんだなぁと改めて思い知らされましたし。

あ、はんくら

もう告知されたみたいですねぇ。某店長A氏(笑)は張り切ってるみたいですけど、ボク的に今年はホントにショボイ年だったので、当日はひっそりとDorsal Stripeさんのお手伝いでもしてようかと思います。

よかったら遊びに来て下さい!
G!!
2012/11/16 17:40

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