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zoom RSS ソメワケササクレヤモリ “ゴースト”

<<   作成日時 : 2014/12/24 23:13   >>

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Paroedura picta var. “Ghost” Japan C.B. ♂

“職人シリーズ” 第2弾!

このモノトーン調の体色が美しいソメワケササクレヤモリ(Paroedura picta)は、先のバニッシングストライプアルビノアオダイショウ(Elaphe climocophora var.)を作っているブリーダーA氏の友人で、ボクも大変お世話になっている方が作っているゴーストという品種です。

恐らく、今年のH.B.M.でご覧になった方も多いのではないでしょうか?

シブリング(後述)も含めて、モノトーン調のソメワケがズラッと並ぶテーブルはかなり目立ってたましたからね。

で、このゴーストという品種

ゴーストという名前ではありますが、ヘビ類の品種でいうハイポメラニスティック+アネリスリスティック/アザンティックのコンボではなく、このモノトーンで幽玄な体色のイメージから付けられた名前なので、近年コンスタントに流通するようになったアネリスリスティックとは全く関係がない、ブリーダーS氏の完全なオリジナル品種だったりします。

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Paroedura picta var. “Ghost” Japan C.B. ♂

まだまだチビッ子で濃色の発色が顕著な頃なので、成体に較べると体色にややサンドベージュが混ざりますが、それでもこのモノトーンっぷりですよ!!!

しかも、リラックスしてる時なんか、更に色調が明るくなりますからね。店に来て店内の電気を点けた直後にケージを覗いたコトがあるんですけど、もうねスゴかったっすもん。白い部分がよりシャッキリするのは勿論のコト、画像ではサンドベージュに見える頭部や背面のバンドが紫色っぽいっていうんでしょうかね、なんか淡い不思議な色になってましたから。

じゃあ、このゴースト、一体何者で、どういう作出背景を持つ品種なのか、気になりますよね?

そこで、ブリーダーのS氏に聞いてみた所、どうやら選択交配の修羅の道により作出した、努力の結晶なんだとか。確かにW.C.で入荷するソメワケの中には色みの明るいサンドベージュの個体が時折いるんですが、このゴーストはそういった個体を地道に集めてコロニーを作り、数代に渡る選択交配を行って作られたそうなんです。

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Paroedura picta var. “Ghost” Japan C.B. ♂

ただ、どうも単なる選択交配品種じゃなさそうなのがこのゴーストの面白い所で、これはあくまでボクの個人的な見解なんですけど、恐らく優性の赤−黄色色素変異、つまり優性のアネリ/アザンなんじゃないのかなぁって。こういう「ある特徴的な形質に着目して選択交配していったら、偶発的に遺伝性を伴う変異も固定出来ちゃってました」という例はコーンスネーク(Pantherophis guttatus)のブラッドレッド(この場合はディフューズドという劣性の模様に影響する変異)なんかでも知られてるんですが、コイツも何かソレっぽい気がしてならないんですよねぇ。

いや、現段階では何とも言えないですよ。繰り返しになりますけど、コレはあくまでも“ボクの個人的な見解”なんで。ただ、ブリーダー氏の話を聞いていると、それだと“シブリングの色彩”に関してもつじつまが合うと言うか、説明しやすいなぁと。

と言うのも、このゴースト

ハッチの時点ではゴーストと非ゴーストの個体の間には体色に明確な差があるそうなんですが、この「非ゴースト」のシブリングも成長に伴い赤−黄色系の発色が退縮し、成体になるとモノトーンっぽくなる個体も少なくないそうなんです。勿論、ゴーストと較べれば、その差はありますし、ゴーストがハッチ時点で既に赤−黄色系の発色に影響が見られるのに対して、シブリングは影響が出るまでに生後数ヵ月〜数年を要するそうなんですが、確かにボクがH.B.M.で見た非ゴースト形質のシブリングの中にも「コレはゴーストじゃないの?」って個体がいたんですよ。

それで、そんな話をブリーダー氏としていた時に、ふっと思ったのが先の優性アネリ/アザン説、つまりゴースト=ホモ接合体(優性形質)、シブリング=ヘテロ接合体(共優性形質)だったり。

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Paroedura picta var. “Ghost” Japan C.B. ♂

まぁ、その前段階として、「このゴーストって選択交配品種にしちゃ、やけにアネリ/アザンしてね?」ってのもあったんですけどね。

いやだって、体色はもとより、この虹彩のブルー、おかしいでしょ!?

画像では思いのほか緑色っぽく写っちゃってますが、実際はもっと黄色みの無いブルーグレーなんですよ(本当はメスの虹彩の方が青いんですが、このメスがとんだヤンチャ娘で、ステージに置いての撮影絶対NGだったんで…)。で、ヘビ、トカゲ問わず、アネリ/アザン系の変異って往々にして虹彩にも影響が出やすいじゃないですか。そう考えると、このゴーストってかなりアネリ/アザンしてんじゃないのかなって。

分かってもらえますよね!?

ね?

そんで、そっから作出過程やシブの話なんかを聞いていくうちに、「コレ、ゴーストを優性、シブを共優性にするとスッキリするんじゃね?」ってのに思い至ったという訳なんです。

という訳で、コレを裏打ちするためには、「コレぞ!」という野生型の個体を連れて来て検証する必要があるんですが……もし違ったら厄介だなぁ。

ま、体色的にアネリを加えて、もう一手間掛けると素晴らしいコンボが出来そうなので、その辺を絡めながらイジると色々と面白いかもしれませんね。

あ、今回はペアで譲っていただいて、半ばマイペットにして可愛がっていますが、ペア販売限定で販売もいたしますので、興味のある方は、是非お問い合わせ下さい。


在庫や価格はメール(herp.supply☆kbd.biglobe.ne.jp ※メール作成の際は☆を@に変えて下さい)/TEL(03-3317-5569)にてお気軽にお尋ね下さい。

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