はーぷさぷらい徒然日記

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<<   作成日時 : 2016/01/30 21:47   >>

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【お知らせ】

先週エレーラドロガメ(ハーレラドロガメ)の件でお問い合わせいただいたお客様、お手数をお掛けいたしますが、再度ご連絡いただくようお願いいたします。

Herp. Supply
Go!! Suzuki


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Macklot's Python Indonesia W.C. ♂

まぁ、普通に考えたら「何で?」みたいな感じですよね。

でも、何気にLiasis 連中、嫌いじゃないんですよ。

現に、お付き合いの長い方ならご存じかもですが、マクロット(L. m. mackloti ※分類はBARKER et al., 2015 ではなく、RAWLINGS et al., 2004など旧来のものに従いました 以下、同様)に関しては前に真性C.B.を結構扱ってましたし、サヴ(L. m. savuensis )やオリーブ(L. o. olivaceus )なんかもそれなりにイジってますから。こうなるとLiasis 属コンプリートを狙いたいトコなんですけど…そこにはピルバラオリーブ(L. o. barroni )という難攻不落の壁が立ちはだかってるし、下手なコトいうと、西から餌付いてんだかどうだか怪しいウォーター(L. fuscus )のC.B.が勝手に送られてきそうなので(笑)、それはやめておきます。

ただ、ダン(L. m. dunni )はかなり好みだし、噂に聞く所によると相当に良さげなパイソンらしいので、マックグループはコンプリートしてみたいかもです。

って話がズレました

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Macklot's Python Indonesia W.C. ♂

で、今回の個体なんですが、何で連れて来たかってえと、目の色ですよ、目の色!

コレはボクが気にしてなかったというか、気付いてなかっただけなのかもしれませんが、ボクの知ってるマックって、虹彩の色がガンメタ調の茶色っぽい灰色って印象だったんです。だけど、ここ近々で来てる個体を見ると、中には明るいグレーやシルバーのヤツもいるんですねぇ。

いや、チョッと驚きました。

特にコイツは際立って明るかったというか、明らかに白かったので、スゴク目を惹いたんですよ。

だって、ボクの中では、白い虹彩ってえと…

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Savu Island Python Indonesia W.C. ♂ <過去販売個体>

こんな感じで、サヴの専売特許だとばっかり思ってましたから。

ホワイトアイパイソンの別名もそれに由来する訳だし。

そこにまさかのホワイトアイマックの登場でしょ、そりゃ興味が湧きますよ。

こういう虹彩の色の違いって、レティック(Malayopython reticulatus ※学名はReynolds et al., 2014に則りました)でもそうですけど、結構ローカリティを反映してたりするじゃないですか(AULIYA & ABEL, 2000など参照 余談ですが、その記事内の写真、タナジャンペアとカユアディの個体逆ですよね)。マックなんて、元々がチモール島とその周囲の島々にしかいない上、政治的な兼ね合いも鑑みると、流通する個体のほとんどが恐らくはチモール島西部を主体とした、分布域西側な訳でしょ。それなのに、こんな明瞭な違いがあるというコトは…ロカモノ好きとしては、島違いなどの可能性も考えてしまう訳ですよ。

体色も明色ベースに暗色のスペックルではなく、暗色ベースに明色のスペックルだし。

O'SHEA et al. (2012)なんかを見ると、東チモールの個体群も虹彩、体の色ともに従来流通していたものと同じような感じなんですが…これ、Rund de Langの「The Snakes of the Lesser Sunda Islands (Nusa Tenggara), Indonesia. A Field Guide to the terrestrial and semi-aquatic snakes with identification key.」とか見れば、何かしらインフォが載ってるのかなぁ?買おう買おうと思いながら、まだ買ってないのが悔やまれるわ。

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Macklot's Python Indonesia W.C. ♂

因みに、流石はW.C. (Wild Caught; 野生下採集個体)、背中にバキッと大きな傷跡がある他、細かな傷跡もチラホラと。

でも、どれも全て古傷で、鱗列以外は何の問題もなくリカバーしてますし、ボクにとっては優先度が傷跡<虹彩の色彩だったので、その辺をご理解いただければと思います。

尚、大きさは全長で160p±、成体と呼ぶにはもう少しといったサイズですね。オスなので将来的に7feet、210p±くらいで成長は鈍化しますから、まぁ扱うにもそんなに困らないんじゃないでしょうか。性格もこれまでのマックには無いくらいおっとり、ベッタリですし!

…とか言ったら、ブッ飛んでくるようになったりして(笑)。

で、そうそう!

これ、アレですね、ここまでハッキリと違うなら、ブリーディングとか考える時、この虹彩の色は形質としてちゃんと考慮した方がイイかもですね。つまり、こういうシルバー/ホワイトアイの連中は安易に従来のタイプと掛けずに、シルバー/ホワイトアイのモノ同士で掛けましょうと。じゃないと、後々気付いたら亜種間でコンタミってたなんて可能性も、あり得ない話じゃないですからね。

現にレティックなんて、誰かさんが安易にジャンペアドワーフ(M. r. jampeanus)を一部のモルフに混ぜたから、今じゃ亜種間交雑かピュアか分かんなくなっちゃった個体も多いし。


【参考文献】
AULIYA, M., and F. Abel (2000): Zur Taxonomie, geographischen Verbreitung und Nahrungsökologie des Netzpythons (Python reticulatus ). Teil 1: Einleitung, Material und Methode, Taxonomie und geographische Verbreitung. herpetofauna 22 (127); 5-18.

BAKER, D. G., T. M. Barker, M. A. Davis, and G. W. Schuett (2015): A review of the systematics and taxonomy of Pythonidae: an ancient serpent lineage. Zoological Journal of the Linnean Society 175 (1): 1-19.

CARMICAEL, C. K. (2007): Phylogeography of the Indonesian Water Python, Liasis mackloti ssp. (Squamata: Boidae: Pythoninae): A Comparative Approach Toward Resolving Phylogeny. PhD Dissertation, U of S Mississippi, 153 pp.

O’SHEA, M., C. Sanchez, S. Heacox, A. Kathriner, V. L. Caralho, A. V. Ribeiro, Z. A. Soares, L. L. De Araujo and H. Kaiser (2012): First Update to Herpetofaunal Records from Timor-Leste. Asian Herpetological Research 3 (2): 114–126.

RAWLINGS, L. H., D. Barker, S. C. Donnellan (2004): Phylogenetic Relationships of the Australo-Papuan Liasis Pythons (Reptilia: Macrostomata), Based on Mitochondrial DNA. Australian Journal of Zoology 52 (2): 215-227.

REYNOLDS, R. G., M. L. NIEMILLER, L. J. REVELL (2014): Toward a Tree-of-Life for the Boas and Pythons: Multilocus Species-level Phylogeny with Unprecedented Taxon Sampling. Molecular Phylogenetics and Evolution 71: 201–213.


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