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zoom RSS ハラガケガメ “スモールフォーム?”

<<   作成日時 : 2016/05/22 17:53   >>

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Narrow Bridged Musk Turtle “Highly Possible Small Form” W.C. ♂

んじゃま、お約束通り、ハラガケ(Claudius angustatus )をば。

名前の後に付いてる“Highly Possible Small Form”ってのは「高い確率でスモールフォームですよ」ってコトですが、前の記事のコメントにも書いたように、「100%間違いなくスモールフォームなの?」って聞かれれば、少なくともボクには断定出来ません。

だって、ロカインフォも分かんないし。

ただ、外部形態はボクが過去に飼育していた個体に似てますし、海外のフォーラムで言われるスモールフォームの条件も十分に満たしてるとは思います。背甲は肩口がすぼまった卵型で幅が狭い、甲高は低い、頭部や皮膚は暗色を基調、ってのはその通りなので。ボクが知る限り、この小型個体群について言及したのはSCHILDE (2001)が最初だと思うんですけど、そこで述べられてる特徴もこれらと似たような感じですから、そういった点では根拠レスの売り文句じゃないってのはお分かりいただけるかなと。

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Narrow Bridged Musk Turtle “Highly Possible Small Form” W.C. ♂

「じゃあ、何で強気で断言出来ないんだよ!」ってのは…そんな感じの見てくれなのに、甲長で140mmを超すような個体も複数見たコトあるから。

でも、この頭の厚みの薄さとか、長く突出する吻端なんかも、スモールフォーム感バリバリなんすよねぇ。

う〜ん…。

え!? そんなの分かんねぇなら、単にハラガケでイイだろって?

いやいや、そこが重要なんじゃないですか!

だって、ボクは「スモールフォームを探して」いたんですから!!!

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Narrow Bridged Musk Turtle “Highly Possible Small Form” W.C. ♀

そりゃ、巷のトレンドがラージフォームなのは十分わかってます。

デカいハラガケ、頭も体も厚みが出てカッコイイっすもんね!

でも、ここ数年でヤモリから何から、ボクの趣向が小さい方、小さい方へと変わってきて、しかも懇意にしてるブリーダー氏が“ちっこいスティンク(Sternotherus odoratus )”作り込んでる訳ですよ。そりゃ、同じように“ちっこいの”がいるなら、ハラガケも欲しくなるのは必然だと思いません?

しかも、昔に飼育/販売したペアの印象が良かったんですよ、これが。

W.C.(Wild Caught: 野生下採集)で来て、4年くらい飼い込んだ(決して売れ残った訳ではありませんw!)んですけど、オスは110mmそこそこ、メスは120mm少し超えたくらいから全然成長しませんでしたからね。

となると、外部形態にこだわって、“ちっこいの”の確率が高そうなのを狙わないとダメでしょ。

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Narrow Bridged Musk Turtle “Highly Possible Small Form” W.C. ♀

しかし、今回のペア、雌雄ともに頭のグレーがメタリックで綺麗だなぁ。

オスなんかは先の記事でもアップしたように、ホントに青いですもん。

あと、スモールフォームって嘴に模様の入る個体が多いんですが、コイツラは水玉模様が綺麗に出てるのもチャーポイントかなって。いや、普通っちゃ普通だし、そもそもチャームポイントというにはビミョ〜な所なんですけど、ペットとして考えた場合、こういうのが重要だったりするんですよ。

ハラガケって動きが犬っぽくて、ペット的要素もかなり多いカメですから、尚更に。

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Narrow Bridged Musk Turtle “Irregular Shell Scutes” W.C. ♀

因みに、コイツは“非スモールフォーム”のメス

これまでにアップしたペアの画像と較べてもらうと、背甲の形状や幅、厚みなんかが全然違うのはお分かりいただけますよね? ラージフォーム/非スモールフォームの場合、成体になるにつれ“バッファローバック”と呼ばれるように肩口の厚みが増して、背甲前部もグッと盛り上がったようになるんですが、画像の個体もその兆候が見て取れるんじゃないでしょうか?

って、形状を比較するには個体の大きさが一回り半くらい違うから、これはチョッと卑怯だったかな(笑)。

でも、全体のフォルムなんかも含め、比較対象がいた方が分かりやすいかなと。

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Narrow Bridged Musk Turtle “Irregular Shell Scutes” W.C. ♀

甲ズレなのが惜しいんですけど。

でも、この辺は遺伝しないから、ブリードしたい方なんかには種親候補としてならオススメだと思います。

で、アレか、ラージフォーム/非スモールフォームについてか。

なんか…この記事自体が既に長くなっちゃってて、ここから更にってなると、読み手の皆さんもですが、書き手のボクも辟易とするので、今回は省略でイイすか? 気になる方はお店に遊びに来ていただいた時や、イベントで見かけた時にでもご質問下さい。でも、SCHILDE (2001)やVETTER (2005)なんかをご覧いただければ、ボクなんかがとやかく言うコトもないのかなって…。


【参考文献】

KÖHLER, G. (2003): Reptiles of Central America. 368pp.

LEGLER, J. M. and R. C. VOGT (2013): The Turtles of Mexico. Land and Freshwater Forms. 416pp.

SCHILDE, M. (2001): Schlammschildkröten, Kinosternon, Sternotherus, Claudius und Staurotypus. 134pp.

VETTER, H. (2005): Terralog, Turtles of the World Vol.3 Central and South America. 128pp.

※スペイン語がOKな方はR. C. VOGT氏の論文で有用なものがいくつかあるので、調べてみて下さい。ベラクルス州の個体群に関するデータが見つかると思います。


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