タマキカベヤモリ

画像
White Spotted Wall Gecko W.C. Young

※06/18 修正・加筆いたしました

こちらもGecko Market のツイッターアカウント(→リンク)では既出のタマキカベヤモリ(Tarentla annularis annularis

まぁ、そん時の画像はケージをパカッと開けて、そのままパシャっと撮ったモノだったんで、今回は“それっぽい”雰囲気のモノにしてみました。

って、何気にこれ、来年のGecko Market のポスターの素材にイイかも。いや、去年はレオパ(Eublepharis macularius )とクレス(Correlophus ciliatus )、今年はチャホウア(Mniarogekko chahoua )と、ここまでいわゆる典型的な“壁チョロ”モチーフが無かったんで、こういう「いかにもな壁チョロ(なんたって、“カベ”ヤモリですからね!)」の「いかにもな格好」は欲しかったんですよ。

今年の本番もまだなのに来年の話は気が早いかもしれませんが、もし来年もイベントを継続出来るなら、この画像も候補にしといてもらおっと。

で、そのタマキ

以前から、コストパフォーマンスの高い種というか、「手頃な値段なのに、飼い込むと恐ろしくカッコ良くなるヤモリ」としてヤモリ好きな方々の間では知られており、専門誌なんかでも本種とムーア(T. mauritanica )は“そういうヤモリ”の代表格として紹介されてきました。でも、ボクん中では、確かに格好良く、飼い応えのあるヤモリではあるものの、決して万人受けするような印象ではなかったんですね。

ところが!

これはSNSが普及した影響が大きいのかなぁ。そういう情報がより多くの人の目に触れて広く浸透したためなのか、気付くとコイツラも何気に人気のある種になっていたらしく、ツイッターにアップした時なんかもボクの予想を上回るファボが…これには正直ビビリました(笑)。

いや、別に本種をバカにしてるとか、そういうんじゃ無いんですよ。無いんですけど、今までが今までだったんで、どうしてもこう、ね。

でも、これは嬉しい傾向だなぁと!

だって、こういう種がウケてくれると、「同じグループ、似たような種にはどんなのがいんのかな?」って所から、他の壁チョロ連中にも目が行くじゃないですか。ヤモリって種類の多さが魅力だし、マイナーとされるモノも含めると、流通するだけでかなりの数がいるんですよ。しかも、その中には本種のように“隠れた逸品”的な種も多い。エサ用ヤモリとしてポピュラーなヒラオヤモリ(…で和名合ってます? Hemidactylus platyurus )なんかも、飼い込むと見事ですからね。なので、色々な種類に興味を持ってもらいたいんです。

そして、色んな“ヤモリ好き”が増えてくれれば、Gecko Market も盛り上がって益々面白くなるでしょ!!!

因みに、最初の学名を見ていただくとお分かりいただけるかと思うんですが、本種には亜種が存在します。っても、今回の連中も含め、ハープタイルホビーの世界で昔から流通してるのは北アフリカを中心に広く分布する基亜種なんで、和名のタマキカベヤモリや英名のホワイトスポッテッドウォールゲッコー(あと、ホワイトスポットクロコダイルゲッコーなんてのもありましたっけ)の名前で流通するヤツは全て基亜種と考えてもらってOKです。

え!? 基亜種自体の和名?

そんなの、(種の和名すらうろ覚えで怪しかったw)ボクに分かる訳ないじゃないですか!

とにかく、タマキっていえば=基亜種、ホビーの世界では今んトコ、それで大丈夫というコトで。

で、亜種についてなんですが、本種にはもう1亜種、南スーダン南部と近年ウガンダ最北部からも分布が報告されたT. a. relicta という亜種がいます(Joger 1984, Jirku et al. 2010)。こちらは分布域がかなり限られてるっぽく、そもそも分布する国が国なんで、ホビーの世界では流通した事例は恐らく無いと思われます。まぁ、ヨーロッパやロシア辺りの“アレな方々”が飼育している可能性も無きにしも非ずですけど、少なくともボクはJirku et al. 2010 に掲載されてる写真くらいしか見たコトありません。

あと、去年くらいに西アフリカから日本に輸入された不明種がT. a. relicta だったなんて話も聞きましたけど、西アフリカルートでrelicta 亜種が輸入されるのは考えにくいし、アフリカ西部にはよく似たシエラレオネウォールゲッコー(T. parvicarinata )がいますからね。それは恐らくシエラレオネだった可能性が高いんじゃないかなって。

まぁ、ホントにT. a. relictaだったらスゴイですけど!

ってか、シエラレオネでも入ったの初めてじゃないのかな?

もしペアで買った方がいらしたら、それは是非ブリードして欲しいなぁ。こういうヤモリって他のメインとなるアイテムが無いと輸入してもらえないから、単発で終わるコトも少なくないんですよ。そりゃ、ヨーロッパとかでC.B.(Captive Bred: 飼育下繁殖)個体が出れば話は別ですけど、それにしたって「入れる側」にも「買う側」にも余程好きな人間がいなきゃ輸入されないでしょ(まぁ、入れる側も買う側も何とな~く思い当たる人物はいますけどw)。それが原産国直のW.C.(Wild Caught: 野生下採集)となると、その価値たるや…。

なので、そういう種は積極的に国内でブリードして維持してもらいたいなって。

そして、もしも良ければなんですけど…それをGeccko Market に並べてもらえると、主催する人間としてはかなり嬉しかったりします(笑)。

って、すっかり話がズレましたが、今回のタマキは雌雄判別微妙なヤングサイズですが、それっぽいのを雌雄別に複数匹ピックアップしてきました。なので、雌雄指定で購入したい方はご来店の上、ご確認下さい。また、個別画像送付については、お引き受け出来ませんコト、ご了承願います。


【参考文献】
JIRKU, M. et al. (2010): An Addition to the East African Herpetofauna: the First Record of Tarentola annularis relicta (Squamata: Gekkonidae) in Uganda. Bonn Zoological Bulletin 57(2); 173-176.

JOGER, U. (1984): Taxonomische Revision der Gattung Tarentola (Reptilia: Gekkonidae). Bonner Zoologische Beiträge 35(1-3); 129-174.


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