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はーぷさぷらい徒然日記
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作る作ると言いつつ、全く製作が進まないホームページ代わりという訳でもありませんが、皆さんにいち早く情報をお届けできるようにと開設したブログです。新着情報から日々の出来事まで、色々と紹介していきます!
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祝日営業のお知らせ

2017/11/22 22:24
画像
Western Hognose Snake “Albino Bow Tie Split” U.S.A. C.B. ♀

【お客様各位】

明日11月23日(木)は祝日のため、休日スケジュール(14:00 〜 20:00)にて営業いたします。イベントシーズンラストスパートを前にした中休みといった所ではありますが、お時間ある方は是非ご来店下さい。

お待ちしております!

尚、翌24日(金)は振替休業とさせていただきます。

Herp. Supply
Go!! Suzuki


あ、画像は以前もアップしました、ボウタイスプリットのアルビノホグ(Heterodon nasicus var.)でございます。画像だと分かりづらいかもですが、最近になって基調色の黄色みが強くなってきた気がするんで改めてアップしてみました。これ、大きくなったら模様だけでなく、色調も面白い個体に仕上がるかもですね。

しかも

画像
Western Hognose Snake “Axanthic” U.S.A. C.B. ♂

今ならこの青みの強いアザンのオスもまだいますから、ボウタイスプリット模様の検証も兼ねた“チョッとスペシャルな”スノープロジェクトなんかも楽しんでもらえるっていう。

まぁ、プロジェクトっても、スノー自体は今となってはスタンダードなデザイナーモルフって感じかもですが、だからこそ腰を据えて、自分の眼鏡に適ったアルビノとアザンからちゃんと作るコトをボクはオススメしたいなと。そりゃ、この組み合わせだとF1は見た目ノーマルになっちゃいますけど、そのF1同士の交配からはスノーだけでなく、アルビノやアザン、ノーマルと色とりどりで出てくるし!

って、運が悪いと本命が出ないんですけどね…。

でも、いろんな色の子供が出てくるのはやっぱ楽しいし、何とな〜く“お得感”もある(笑)。

という訳で、もしもペアでって言って下さる猛者の方には、コチラもそれなりにキチンとお応えしますので、その辺はお問い合わせの時にでもご相談下さい。

勿論、アルビノボウタイスプリット、アザンともに、単体での販売も大歓迎です!


在庫や価格、発送/配達の可否など、ご質問はメール(herp.supply☆kbd.biglobe.ne.jp ※メール作成の際は☆を@に変えて下さい) または TEL(03-3317-5569)にてお気軽にお尋ね下さい。営業時間や定休日など、その他の詳細は「プロフィール」ページにてご覧いただけます。
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とんぶり2017 御礼

2017/11/20 22:06
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Savannah Monitor “Steel Blue” W.C. ♂

昨日、池袋アカデミーホール浅草の都立産業貿易センター台東館(川口さん、すいません…)にて行われました「とんぶり 2017」、クリーパー社ブースに足を運んでいただいた方々、取材に快く応じていただいた出店者の方々、そして、イベントを主催して下さる川口代表と事務局の方々、本当に有難うございました。お陰様で、今年も楽しい時間を過ごすコトが出来ましたこと、御礼申し上げます。

って、入場者2855名でしたっけ?

スゴイですよね!?

確かに4F、5Fともに、ホール内は常に人でイッパイって感じだったし、これ、来年には3000の大台に乗るんじゃなのかな。

で、我らがクリーパー社ブースはというと…

これは先に行われましたH.B.M. から引き続きのコトなんですが、まぁ色んな方から「次のクリーパーって、いつ出るんですか?」って聞かれまくりましたね(笑)。

いや、ホントすいません。

ボクが謝るのも何ですが、ここ近々の発行遅延はほぼほぼボクの責任なのかなと…。

でも、何度も書くように、ボクの本業は執筆業じゃないんですよ。しかも、今回のトカゲモドキ属(Genus Eublepharis )に関しては、ホビーの世界で人気のあるコトに加え、古くから研究対象とされてきたグループなだけに、中途半端なコトは書けないじゃないですか。そうすっと、自ずと筆もどんどん遅くなっていくコトに。まぁその分、内容はそれなりになってるとは思ってるんですけどね。前回(77)も日本語でヒョウモントカゲモドキ(E. macularius )の亜種の詳細を全て紹介してるし、本属の中で最も新しく記載されたサトプラ(E. satopuraensis )を加えた形態識別表なんてのも、世界的に見てほとんど無いハズですよ。

ってな訳で、次回のオバケ(E. angramainyu )もかなり気合を入れて書いたつもりなんで、発売の際にはよろしくお願いいたします。

あ、あと

リクエストといいますか、「アレの特集は?」とか「コレの特集は?」とか、直接お聞き出来たのも良かったっすね。中にはボクも「近いうちに取り上げなきゃなぁ」と思ってたモノが結構あったんで、今抱えてる案件が一段落したら、何とか少しずつでも形にしていきたいと思ってます。最近はヘビ関係が手薄になってたんで、まずはその辺のリクエストを下さった方々に応えていこうかなと。また、ヘビに限らず、他のグループでも何かあましたら、クリーパー編集部までメールか雑誌付属のハガキを送付下さい。モノによっては、ボクなんかより全然詳しい書き手さんもいらっしゃいますから、その方がベターといいますか、ボクに言うよりかは実現する可能性は高いハズです。

画像
Savannah Monitor “Steel Blue” W.C. ♂

ほんでもって画像は、イベントとは全く関係無しで、サバンナモニター(Varanus exanthematicus )のスチールブルー!!!

いや、「そろそろ、またモニターを」ってリクエストもいただいてるんで、今回の文章とってコトでいえば、関係無くもないのか(あ、それでいうとSalvator 属も含めた…ってより、そっちがメインなんでしょうけど、テグー;Tupinambis spp.も特集するか聞かれたんだっけ。今年は国内で“ブルー”が殖えたし、タイミング良くというか何というか、近年種が細分化されたいわゆる“ゴールデン”も最近久々に入ってきましたもんね。でも、アイツラって“どっちの”ゴールデンなんだろ?)。

チョッと前にリデュースドパターンを紹介して以降ペンディングにしてましたが、何とか頑張って撮ってみました。コイツは今回入荷した一連のサバンナ軍団の大本命。コイツが欲しくてアクション起こしたみたいな感じでしたからね、今回は。

って、ボクのPCのモニターのせいなのか、あんまし青く写ってるように見えないんだけど…大丈夫かな?

とりあえず、簡単に説明しときますと、黄色みが全く無くなって、全身がブルイッシュグレーに染まったサバンナです。黄色みが無くなるっていうと、去年入荷したアザンティック(→コチラ…よりコッチの方がイイかな?)が思い浮かぶかもですが、虹彩の色を見ると、コイツはアザンではないのかなって。

舌の色は全体にドスい紫色なんだけど。

まぁでも、カッコイイっすわ。

青いサバンナってえと、パステルと呼ばれる連中に見られるほんわかとした水色がパッと思い浮かびますけど、コイツは全身が重厚なスチールブルーですからねぇ。そこに赤みの強いブラウンの虹彩だから、インパクトでいえばコイツの方がアザンより上かも。

もう、ホントにヤバい!


在庫や価格、発送/配達の可否など、ご質問はメール(herp.supply☆kbd.biglobe.ne.jp ※メール作成の際は☆を@に変えて下さい) または TEL(03-3317-5569)にてお気軽にお尋ね下さい。営業時間や定休日など、その他の詳細は「プロフィール」ページにてご覧いただけます。
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グレートプレインスキンク

2017/11/14 21:08
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Great Plain Skink W.C. ♂

フェルナンド(Lepidothyris fernandi )に続く、らしくないシリーズ第2弾!

あ、でもマウス屋時代を知ってる方には、あんまし違和感無いかもですね。展示スペースの割かし目立つトコで、ず〜っとブロードヘッド(Plestiodon laticeps )を飼ってましたから。お陰様で、ブロードヘッドは今じゃボクなんかがギャーギャー騒がなくてもイイくらい、魅力的なトカゲとして認知してもらえるようになりましたが、個人的北米スキンクベスト3の中でも、一番ポピュラーで、一番異端児的なグレートプレイン(P. obsoletus )はというと……こんなに和的で特徴的な色彩をしてて、しかも北米スキンク最大(ブロードヘッドとの差が微妙なトコなんですけどね)の肩書もあって、更にハッチリングの体色も抜群にカッコイイと、多くのアピールポイントがありながら、圧倒的なマイナー感が拭えないのは何故なんでしょう(笑)?

因みに、残る1種はギルバート(P. gilberti )なんですが、コイツラは分布域の保護政策の兼ね合いもあるから、流石に無理かなって。青い尻尾に馴染みがある日本人としては、アリゾナ(P. g. arizonensis )やレッドテール(P. g. rubricaudatus )のベビーのピンク〜赤色の尻尾とかも見てみたいんですけど。

画像
Great Plain Skink W.C. ♂

とにかく、そのグレートプレインなんですが

こうやって見ると、かなり綺麗じゃないです? 全身黒地に金色の霜降り小紋柄。

ブロードヘッドやギルバートも体色だけでいえば、それこそ馴染み深いニホントカゲ(P. japonicus )やヒガシニホントカゲ(P. finitimus )の延長線上って感じなのに(逆に、だからこそイイんですけどね!)、本種は「オレは違うぜ」アピールでもしたいのか、何故か全身キンキラのオシャレ模様。しかも、雌雄で体色がほとんど変わらんっていうんだから、どんだけ気に入ってんのよっていう(笑)。お蔭で、単体だとパッと見での雌雄判別がしにくくてしょうがない。

でも、この体色、雌雄差は少ない割に、実は地域によって思いのほかバリエーションがあったりしまして、今回はペアで来てるんですけど、コイツラは背面両側に黒いストライプが走るように見えるタイプ。ま、ポピュラーっちゃ、ポピュラーな感じ。

あと他には、全身均一にスペックルになるタイプやもう少し金色が塗り潰すように発色するタイプ、逆に黒がちになるタイプ、赤錆のようなラスティレッドが発色するタイプなんかが知られてますかね。東西南北に結構分布域が広いんで、まだバリエーションがありそうですけど、実際流通したり、画像検索なんかでヒットしたりすんのは、この辺だと思います。

画像
Great Plain Skink W.C. ♀

ってな訳で、コッチがメス

オスとソックリでしょ!?

でも、実際に見較べると頭幅だとか尻尾の太さ、ガタイなんかが全然違うんで、感覚的にオスとメスって分かるんですよ。コイツラは結構キッチリ飼い込まれた個体でプリプリになってるからアレだけど、来たてのW.C. (Wild Caught: 野生下採集)なんかだと、尻尾のフォルムや太さがもっと明瞭に違うコトもあるから、もう少し分かりやすいかな。あと、この大きさになると、ヘビとおんなじで尻尾の腹側の付け根を触れば、ヘミペニス/ヘミクリトリスサックの長さが違うのも感触で分かりますかね。

とは言え、やっぱ分かりづらいのは分かりづらいのか…。

画像
Great Plain Skink W.C. ♀

しかし、綺麗だよなぁ。

よ〜く見ると、コイツラも体側下部、お腹との境界辺りにラスティレッドが発色してるんですよねぇ。

と、ここまで推してきてなんですが、実はコイツラ、ボクがブリーディングしてもイイかなぁと思ってキープしてるペアだったりしたりしなかったり。

いや、そりゃ勿論、ご希望の方がいらっしゃれば、喜んで販売させてもらいますよ。

でも、先にも書いたように、コイツラってハッチリングが抜群にカッコイイんです。しかもスジトカゲ属なので、コイツラもメス親が卵を守って世話をするんですよ(チョッと出典元は忘れたんですが、こういう種は親に卵を守らせないと、孵化率が極端に下がるというデータもあります)。そうなったら、その様子も観察しながらブリードを楽しみたいじゃないですか! そして、そのチビッ子達をH.B.M.やぶりくら/とんぶりに連れて行きたいじゃないですか!!!

いやまぁ、それを言ったらヒガシニホントカゲを捕まえてブリードしても同じなんですけどね。それこそ、ヒガシニホントカゲ、ニホントカゲ、オカダトカゲ(P. latiscutatus )は産地ごとに集めてブリードなんてのも、ホビーとしてはかなり楽しいでしょうし…ってか、もしヨーロッパのホビイストだったら、絶対そういうコトやってるな(あんましお行儀の悪いコトも出来ないんで、伊豆諸島のオカダは手が出しづらい個体群も出てきちゃいますけど)。

ってアラ!? 話が微妙にズレた。

ま、何が言いたかったかというと、グレートプレインは綺麗なだけじゃなくて、繁殖形態も面白いトカゲなんで、この手合いのスキンクが好きな方には是非とも飼育してもらいたい逸品なんですよ、ってコトです。北米スキンクはブロードヘッドだけじゃないですから、マジで。

あ!

サイクルは北米産のナミヘビと一緒なんで、その辺をやってるナミヘビのキーパーさんにもオススメかも。


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ウェスタンフェルナンドファイアースキンク

2017/11/12 21:36
画像
Western Fernand's Fire Skink W.C. Juvnile

なんか、お客さん来ないし(涙)、メンテも思いのほか早く終わったんで、ブログでもアップしようかなと。

チョッとウチっぽくないかもですが、実は好きなんですよ、フェルナンドファイアースキンク(Lepidothyris fernandi )。この辺のスキンク、なんかイイじゃないですか、シュナイダー(Eumeces schneideri )とかアルジェリア(E. algeriensis )とかも。「綺麗で」、「ボリュームがあって」、「飼って楽し…いかどうかは微妙だなぁ(笑)。セッティングによっては、床材飼ってるだけみたいになるから。

でも、一番コンスタントに入荷するフェルナンドとシュナイダー(まぁ、亜種は限られますけど…)も入荷状態がかなり良くなって、“ちゃんと飼えるトカゲ”になったんで、この辺はホントにオススメです。床材飼ってるとか書きましたけど、ちゃんと馴らせば、餌が欲しくなったら床材やシェルターの中から出てくるようにもなるし、シュナイダーなんかは元々ケージん中をウロチョロするタイプですからね、行動を予測しながらレイアウトを組む面白さもある。

あと、入荷直後の傷だらけでボロっちかったのが、脱皮を繰り返すごとにピカピカ、ツヤツヤ、ムッチムチに仕上がってくのを時折ケージから掘り出して見るのも楽しいんですよねぇ。なんか、飼い込んでるのが目に見えて実感出来るでしょ。

因みに、今回入荷したのは

画像
Western Fernand's Fire Skink W.C. Juvnile

こんな感じで、チビチビは脱したけど、まだまだあどけなさの残るナイスサイズの個体です。

尻尾の青みもちゃんと残ってますよ。

こうやって手に乗っけたり、ステージに出して普通に撮影してますが、特別ハンドリングとかして馴らしてる訳でもないんで、これはコイツの性格なんでしょうね。ピンセットからも餌を取って食べてくれるし、あとはキーパーさんの手の掛け方次第で、ペット的な飼育も十二分に堪能してもらえるんじゃないかと。

コイツは背中に赤色もバッチシ出てるし、この大きさから飼い込んでもらえば、相当に綺麗になると思います!

そういや、キャプションも含め、本種の名前を単なるファイアースキンクではなく、フェルナンドファイアーにしてますが、これはわざとです。ボク的にフェルナンドの方がシックリくるってのもあるんですけど(それでいうと、いまだに学名もついRiopa fernandi ってしたくなっちゃうんだよなぁ)、それより何より、まずヒンケルファイアー(L. hinkeli )とキチンと分けて呼びたいなってのがあったんで、あえてフェルナンドをくっ付けました。

あと、最近は国内での繁殖例も聞かれるようになってきたから、亜種もちゃんとしとかないとね、と。

まぁ、分布域と輸出国を見てると、少なくともここ数年は基亜種のイースタン/ヒガシ(L. f. fernandi )は日本にほとんど来てないと思うんですけど、こういうのはちゃんと分けた方がホビーとしては楽しいじゃないですか。

なので、今回の個体もきちんとウェスタン/ニシ(L. f. herlani )として紹介してみました。

え!? 亜種の違い?

う〜んと、外部形態で分かりやすい部分だと、胴体中央部の体鱗列数でしょうか。基亜種の31〜34に対して本亜種は34らしいので。あと、頭部が寸詰まりで、胴体部とのくびれがあまり顕著じゃないとされていますが、これは主観的な部分も多いんで、何とも言えないかなぁ。体色も「違う」ってだけで、「どこがどう違う」みたいに具体的なコトは書かれてないし…。

そもそも、本亜種の中でだって、背中の色の濃淡とか、体側の赤の入り方とかにバリエーションがみられますからね。確かに、昔入ってきたヤツで、背中の色調が暗くて、体側もあんまし赤くないみたいなのがいましたけど、記憶なんて曖昧なもんだし、それが基亜種だったのかなんて、今じゃ確かめるコトも出来ないからなぁ。

他に確実なトコったら…輸出国か。

基亜種の分布域で1チャンあるとしたらナイジェリア、あとナイジェリアの隣のベナンから入ってきた場合も、基亜種の可能性があるかも。

それくらいかな。

とは言え、近年出回ってるウェスタンの中には背中が金ピカで、体側の赤もバリッバリに発色したヤツが多いから、綺麗なフェルナンドが欲しい方には、今の状況の方がイイかもですね。こうやって、ボクもついつい手を出しちゃったくらいですし(笑)。


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広義コーカサスギリシャリクガメ “トルコ南東部個体群”

2017/11/11 23:13
画像
Arabian Spur Tighed Tortoise (Formerly T. g. ibera Population) “High Contrast” W.C. Young

すんません、イイ感じの画像が撮れなかったんで、サバンナモニター(Varanus exanthematis )の続きは一旦ペンディングにさせて下さい。

で、今日は以前にもチョコットだけ触れた、“広義コーカサスギリシャリクガメ(Testudo graeca ibera sensu lato)”のご紹介。

というコトで、長々とウンチクを垂れる前に…

まずは、このニシヘルマン(Eurotestudo hermanni hermanni )もビックリの綺麗な個体を見てやって下さいよ!

これでも画像はかなり黄色っぽく写っちゃってる感じなんですよ。実物はもっと背甲がアイボリーホワイトで、黒色とのコントラストも更にバッキバキ。ホント、色みだけならマルギ(T. marginata )のチビみたい。しかも、縁甲板には後部を除いてほとんど黒の放射模様が入らないし、頭部や四肢なんかの色みも明るいから、普通のギリシャ(…っても、何が普通なのよって話なんですが)に較べると、相当に白っぽい印象だったりします。

ほんと、メリ・ハリって感じ。

画像
Arabian Spur Tighed Tortoise (Formerly T. g. ibera Population) “High Contrast” W.C. Young

で、腹甲

腹甲側はまぁ、普通かな。

でも、こういう“分かりやすい”コーカサスギリシャも久々な感じしません?

なんか、ここ近々はアンタキヤ(T. g.antakyensis ”)やレバント(T. g.floweri ”)を含めた、いわゆるアラブ(T. g. terrestris )がほとんどだったじゃないですか。なので、こういうバキッと模様ありの個体を見ると、なんかホッと…って

え!?

画像のキャプションがアラブになってるって?

あぁ、確かに。

確かにキャプションはアラブになってますが、これは間違いでも何でもありません。

だって、コイツラ、現在の分類だとアラブなんですもん。

ここんトコ、クリーパーや関連書籍でギリシャリクガメ種群について触れてこなかったってのもあって(安川さんのエクストラクリーパー bQ が最後かな?)、意外に知られてないようなんですが、実はギリシャリクガメって、2000年代中期〜後期に分子系統解析が複数の研究者により行われているんです。そんでもって、この辺の分布域東部にあたるアジアの連中も、FRITZ et al. (2007)による包括的な分子系統解析が行われまして、その結果、従来の“広義コーカサス”は3つのグループに分かれ、エーゲ海地方およびマルマラ地方周辺を除いたトルコの個体群は、アナムール(T. g. anamurensis )とされていた個体群やイーストアナトリアと称される個体群も含め、全てアラブとなりました。個人的にはアナムールを含むトルコ南部個体群のサブクレードの分化が気になるので、もしかしたらもう一波乱(笑)くらいあるかもしれないとは思ってるんですけどね。

でも、とりあえず現状はこんな感じと思ってもらえたらなと。

じゃあ、狭義コーカサスはどうなったかって?

いやぁ、その辺のコトを書きだすと、更に長くなるんで、今回は割愛させて下さい。気になる方には、ご来店いただいた時にでもお話させてもらいますんで。

でも、飼い方的にはコイツラ、完全にコーカサスですね(って、当たり前かw)。アラブは棲息環境による色彩的多型が見られますけど、コイツラはいわゆるゴールデンみたいな乾燥地明色疎斑型に較べ、湿度条件、温度条件ともに煩くなく、圧倒的に飼い易い。狭義コーカサスに較べると、やや低温に対してセンシティブな所を見せますが、それでも普通にリクガメ飼育の基礎を守ってもらえれば、かなり楽しく飼ってもらえるんじゃないかなぁ。

というコトで

画像
Arabian Spur Tighed Tortoise (Formerly T. g. ibera Population) “White” W.C. Young

こんなのがいたりも。

コイツも先の個体と同じ、トルコ南東部の“広義コーカサス”…なんですが!

最初に見た時、そのあまりの色白具合にチョッとビックリしました。

まぁ、背甲にスポット斑が入らないってのは、ゴールデンは元より、“広義コーカサス”でもままいるじゃないですか。でも、コイツはそれだけじゃなく、黒色の柄も極端に少なくて色面も狭いし、皮膚もかなり白っぽいんですよねぇ。

画像
Arabian Spur Tighed Tortoise (Formerly T. g. ibera Population) “White” W.C. Young

そんで、腹甲に至っては完全無斑っていう。

面白いでしょ?

このあと、成長に伴ってどう変化していくかは未知数ですが、このまま黒い色面が少なく育ったら、色白のエジプト(T. kleinmanni )っぽくなりそうで、それはそれで変わっててイイのかなって。

死なないエジプト(笑)。

チョッとデカいけど…。

とにかく

リクガメに関しては(関しても、かな?)、ボクは“にわか”ですけど、ゴールデンを含め、これまでそれなりにギリシャは数見てきてると思うんですね。何気に興味のある分野なので。でも、この個体はこれまで見てきた無斑・疎斑型の個体と較べても“違和感”が凄かったんですよ。

単純に「何だ、コイツ?」みたいな。

繰り返しますけど、これはゴールデンやイエローじゃなくて、(今となっては同じアラブだけど)広義コーカサスですからね。

ってな訳ですので、変わった面白いギリシャを探してる方は是非、お問い合わせいただければなと。


※11/12 参考文献の加筆と本文の細かな修正を行いました
【参考文献】
FRITZ et al. (2007): Phenotypic Plasticity Leads to Incongruence between Morphology-based Taxonomy and Genetic Differentiation in Western Palaearctic Tortoises (Testudo graeca Complex; Testudines, Testudinidae). Amphibia-Reptilia 28 (2007): 97-121.

van der KUYL et al. (2005): Mitochondrial Haplotype Diversity in the Tortoise Species Testudo graeca from North Africa and the Middle East. BMC Evolutionary Biology 2005, 5: 29.

VASILIEV et al. (2014): Differentiation of Tortoises of the Genera Testudo and Agrionemys (Testudinidae) Based on the Polymorphism of Nuclear and Mitochondrial Markers. Russian Journal of Genetics 50 (10); 1060-1074.

安川 (2007): チチュウカイリクガメ Testudo. エクストラクリーパーbQ


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サバンナモニター “リデュースドパターン”

2017/11/08 22:47
画像
Savannah Monitor “Reduced Pattern” W.C. ♀

今年もスゴイの来ましたねぇ。

ここまでの個体は初めて見たかも、サバンナモニター(Varanus exanthematicus)のスポット柄無し。

最初のオファーはパターンレスとのコトだったんですけど…いやぁ、この辺は多いじゃないですか、“なんちゃってパターンレス(笑)”。パッと見、パターンの無いソリッドのダークグレーだったりブリックレッドだったりするんだけど、分厚い脱皮殻が取れたら、まぁ、ものの見事にノーマルだったっていう、アレ!

昔からこの辺が好きな方なら、一度くらいは「おぉ!」って無駄にときめいたコトあるでしょ!?

なので、今回オファーを貰った時も、またそのパターンなんだろうなぁと思った訳ですよ。

確かに、去年はブルーハイポ(→コチラ)やキャラメルハイポ(→コチラ)を筆頭に、色々と面白い個体を集めてもらったんですけどね。でも、流石にパターンレスは怪し過ぎ(笑)。向こうの人間を信用してない訳じゃないけど、信用どうこう以前の問題として、サバンナのパターンレスはそういう間違いが普通に起きるから。

ってなコトで、そういう素っ気ない返事をしたんですが、よく考えたら、向こうだってよく分かってるんですよね、“なんちゃってパターンレス”なんて。現地に行きやぁ、ノーマルん中にごっさりいる訳だし。それがわざわざ区別してオファーしてくるんだから、「いや、もしかしたらマジで何かあんじゃね?」とか思ったら、“コレ”ですよ!!!

まぁ、流石に“パターンレス”は言い過ぎだと思いますが(笑)、リデュースドパターンと呼ぶには十分過ぎるかなと。一番模様が目立つように撮ってこうだから、そのパターンの退縮加減はお分かりいただけるんじゃないでしょうか。

画像
Savannah Monitor “Reduced Pattern” W.C. ♀

実際の見た目はこんな感じ

サバンナの特徴である白いスポット/眼状斑模様はほぼ消え去り、焦げ茶色のアウトラインが所々に微かに見える程度っていう。

流石にアイラインや体側下部のバー模様、尻尾のバンド模様なんかは残ってますけど、それらもかなり薄いですからね、成長に伴ってかなり消えてくんじゃないかなぁ。

更に秀逸なのが、これは産地なんですかね? コイツは基調色が茶色ってよりはグレーベースで、そのグレーもかなり青みがかっているので、体側がパステルイエローとブルイッシュグレーの2トーンになってるんです。まだまだ来たばっかで、飼育環境にも慣れてない状態、しかも加温してるとは言え、気温が下がりやすいこの時期でこの色なんだから、キッチリ飼い込んでやって夏とかになったら、一体どうなるんでしょ? 表面のくすみが抜けるだけでも、結構印象変わると思いますよ。

大きさも危ういサイズはとうに脱したヤングだし、餌喰いも問題無しだし、これなら大型トカゲ飼育の醍醐味を楽しんでもらうにもバッチシなんじゃないでしょうか。これからの時期、チョッと餌のレシピに気を使ってもらう必要もありますが、そんな大したコトでも無いし、それも含めて飼育の楽しさだったりもするんで、ペットモニター…いや、ペットリザードとして珠玉の1頭をお探しの方は、是非ご検討いただければと思います。

というか、あと数頭、どれもこれも素晴らしい個体が来てるので、お時間取れる方は是非ご来店下さい。その方が件のレシピも含め、飼育について色々とお話も出来ますから。


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御礼とお知らせ

2017/11/06 22:54
画像
Fat Tailed Gecko “White Out” JPN C.B. ♂

昨日、池袋アカデミーホールにて行われましたH.B.M. 2017、クリーパー社ブースに足を運んでいただいた方々、取材に快く応じていただいた出店者の方々、そして、イベントを主催して下さる小林代表と事務局の方々、本当に有難うございました。お陰様で、今年も楽しい時間を過ごすコトが出来ましたこと、御礼申し上げます。

そして次は、ブリーダーズイベントもう片方の雄、「とんぶり 2017」ですね!

こちらもボクはまたまたクリーパー社のお手伝いとして参加いたしますので、ご来場を予定されてる方々、出店者の方々、何卒よろしくお願いいたします。

で、画像はこれらのイベントの趣旨をよく表した1頭

友人である「Punnet Square」のSai さん(→リンク)がブリードした、ニシアフリカトカゲモドキ(Hemitheconyx caudicinctus )の“キッチリ白い”ホワイトアウトです。

画像
Fat Tailed Gecko “White Out” JPN C.B. ♂

近年は白くない…というか、ぶっちゃけ“ほぼ茶色”みたいな個体も多く、ちゃんと白い個体には、既にホワイトアウトっていう品種名が付いてんのに、ハイホワ…以下、自主規制(笑)。

とにかく、「品種名の意味、分かるよね?」って聞きたくなるような状況の中、このように“品種としての基準”を忠実に守ってブリードしてくれるブリーダーさん達には、ホント頭が下がります。こういう「自分の中の基準にこだわる」ってのは、ブリーダーだのどうだのの前に、ホビイストとしてその種がホントに好きでしっかりとこの趣味を楽しんでないと出来ないコトですからね。

ってまぁ、これは日本、海外問わずか。

海外でも「ホントにスゲェなぁ!」ってレベルの個体を作ってる方々は、プロ・アマ問わず、皆さんまず第一にこの趣味を深く楽しんでますからね。

しっかし、改めて綺麗な個体だわ。

ホワイトアウトの最大の魅力である白くてもちもちとした印象の肌と、ちゃんとブルーグレーが発色する尻尾、この2つがキッチリ再現されてる。

画像
Fat Tailed Gecko “White Out” JPN C.B. ♂

そして、この独特な模様

顔の可愛さもあってか、ニシアフリカのモルフものって、妙にファンシーに見えますよね、ホント。

色みも全体的にホンワカしてるし。

これでほぼほぼ成体といって差支えないサイズ、しかもオスってのが個人的には更に魅力的だなぁと。本来ならきっちり飼い込みたい方なんかには、もっとチビチビの方が模様や色の変化も楽しめてイイんでしょうけど、ボク的には飼い込んでくれたのがSai さんってのもあって(というか、諸事情により結果的に飼い込んでもらうコトになっただけなんですが…)、それなら性別確定で、ブリードもきっちり視野に入れられる状態ってのにバリューを感じるんですよ。

この大きさなら、この色も確定ですしね。

という訳で、綺麗なニシアフリカをお探しの方は、このチャンスをお見逃しなく!


で、イベント参加で臨時休業したばっかなんですけど、明日11月7日(火)はチョッと外せない用事もあるので、17:00 開店とさせて下さい、すいません。お問い合わせに関しては、メールを送付いただければ、店に戻り次第チェックして順次返信させていただきます。


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